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Posted by Miki OKUBO on  | 

graduate ceremony

graduate.jpg


    ちょっと自慢できることがある。
    高校を卒業して10年くらい経つが、
    大学入試レベルなら、文理問わず、すべての教科現役である。
    というのも10年近く個別指導をしている。
    定住していないので予備校に勤めたのは数年であるが、
    そうでない場合でも常に教えてきた。

    フランスに来てからは、
    なんの教科であろうと、
    英語で受験問題すら解けるようになってしまった。

    教えるのは嫌いじゃない。
    でも、少しずつでもいいから絶対に結果を得たい。
    ゆっくりでもいいから自分一人でやるやり方を見つけさせたい。
    いっそのことファンタジーでもいいから、面白いと思わせたい。

    一年と少しの間でニョキニョキとちからを伸ばした生徒が
    通っていた高校を昨日卒業し、
    ご好意でセレモニーにおじゃまさせていただいた。

    私自身は学校が大好きであったこともないし、
    授業が楽しくてたまらなかったということもない。
    ただ、縦に学んでいた歴史が横につながった時や、
    方程式がベクトルでも行列でも表わせるのだと理解した時や、
    批評の文章の要約がうまくいったと思った時などは嬉しかった。

    現代っ子は塾に行って、家庭教師について、学校でも宿題をして、
    とくに日本で教えた子供たちはみんな目が回るほど忙しそうだった。
    しかし、彼らが学んでいるのは、
    しばしば各教科の細分化された「内容」であって、
    それが他とどのように噛み合うのか、
    別のことを学ぶときどのように応用できるのか、
    考える時間やチャンスが与えられないことが多い気がする。

    高校時代の恩師のうちの一人が大学教育に関して語っていた言葉を思い出す。
    大学教育だけではなく、それはおそらく教育のエッセンスだ。

    「私がそこで学んだことは何ひとつなく、ただひとつ、どのように学ぶべきかが分かった」


    教えるものがなんであれ、
    数学であれ、英語であれ、フランス語であれ、現代アートであれ、
    「内容」以上のものを伝えられたら最高だ。

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    Category : journal
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