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Posted by Miki OKUBO on  | 

月夜


    tukiyo.jpg

    11月1日になった。
    やりたいことややらなきゃと思ってることの10分の1も終わらないまま
    日にちが変わるというのが何週間も続いてる気がする。
    それでいて、瞬きをすると広大な平原に牧草がバームクーヘンみたいに積まれて
    空の向こう側まで真っ青に広がっている空の青と干し草色ののイメージがちらちらして
    目の裏からいっこうに離れない。
    私は、乳牛を見るのが結構好きだ。
    彼らが無理してミルクをたくさん作らされていることは申し訳なく思う。
    その変形させられたからだというよりもなんというか
    彼らのたえず咀嚼している静かな営みやゆっくりと歩く様子、
    干し草や草原の中に彼らが埋まるように見える色の配置、
    私は、北海道でもフランスの田舎でも、牛がいる風景が好きだ。


    月が高く昇りつつあって、
    月、という言葉を頭の中で唱えるとき、ひとりの友人のことを思い出す。
    たとえばやりたいことの10分の1しかできなくても
    もう一回月は沈み太陽が昇って、また真っ暗になり月が昇る。
    ときどきこのサークルは逸脱し難いものであるかのように見え、
    そのさい色々なものを犠牲にしてサークルの最もシンプルな動きの中で台風の目のように
    省エネして過ごしてしまうようなことがあるかもしれない。
    私は、月という言葉を唱えた時思い出すひとりの友人のことを思うと、
    サークルの内側で省エネした日々を過ごすよりも
    今日会うことのできる人と心を込めて話をし、
    今日見られるものや聴こえるものに感覚器を傾け、
    今日考えられることや思い浮かべられることを綴ったり写真に収めたりし、
    そうすることによって、彼女の人生のことを自分の中に共有することができると、
    そうかんじるのである。

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    Category : journal
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