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Posted by Miki OKUBO on  | 

よいお年を


    patch mr

    今年も残すところあと少しとなりました。
    日頃、フランスでも、日本でも、インターネット上でも、
    皆様大変お世話になりました。
    私がこのブログを始めたのは2011年の3月なのですが、
    第一稿目の記事は、3月11日の東北大震災の起こる一週間前、
    3月4日、その直前まで日本に帰っており、
    実家でご飯をたべた想い出を書いた記事でした。

    震災の様子はフランスメディアを通じて報道を聴き、
    どのような状況であるかはしかし遠く離れた日常においては分からず
    自分はどうしてここにいるのか、日々何をしているのかということが
    それまで以上に言葉で説明できなくなったのを覚えています。

    それから時間が経ち、私は依然として海外で生活しています。

    今年年末年始を実家で過ごすことにしました。
    楽しみにしていた一時帰国の休暇ですが、
    あっという間に時間は過ぎて行き、すぐにフランスに戻って働かなければなりません。
    ということを母に言ったら、「戻らなければいいじゃない」と言われました。
    このことは非常に有り難いことで、かけがえのないことのように思えます。
    つまり、私は日本語をはなし、それを用いて仕事をし、
    日本の社会でおそらく生きることができるという事実がひとつの有り難いことだということです。

    今はまだ、私はたくさんのやりかけのことがあり
    たくさんのやりたいこともあり、
    引き続き今いる場所で自分の出来ることを
    やっていきたいと思っています。

    今年はお世話になりました。
    ブログを読んでくださってる皆様ありがとうございます。
    勝手なことしか書いていませんがお読みいただいてることは嬉しく思ってます。

    それでは、皆様、良いお年をお迎えくださいませ。

    2012年12月31日
    大久保美紀

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    Category : journal
    Posted by Miki OKUBO on  | 0 comments  0 trackback

    exposition de soi, 11ème cours / 第11回授業 自己表象

    私は日頃から、つまらないルールやタスクリストを作り、
    それをチェックしながら遂行するのが嫌いじゃない。
    小学生のときからありもしないタスクリストをメモ用紙に作り、
    項目をクリアしていくことで得られる安直な満足感によって
    安直で刹那的なハッピーなきぶんによろこんでいた。
    決めごとはひとたび決めてしまえばそれがなされるのは当然のことで、
    むしろなされないときには不相応なディレンマを感じる。

    授業についてこのブログを通じて日記を付けていたのだが、
    気がついたら私は一時帰国しており、さらには12月31日になっている。
    この言い方は100%噓であり、12月14日以降二週間もの間書かずに逃げていたのだ!
    とか言ってみたりして。いいのですよ、こんなものは。いつか書けば。
    ですので今日書きます。ちなみにこの授業は年内でほぼ完結です。
    来年は、ベルリン在住のビデオアーティストの梶村昌代さんがいらっしゃり、
    Ensadで講演会をしていただくことになっているので、それが一回と、
    その次の週は補講ですが補講はする必要ないのですがせっかくなので
    みんなでKamikaze Girlsでも見ましょうかっていう提案をしたのです。
    あとままた来学期のお楽しみです。

      expo11 1

      さてさて、今回はラストなので盛りだくさんでありました。
      シラバス的には、本来なら、SNSを通じた活動を日記や自己露出的イメージのモダリティを考察しながらかんがえましょう。というのがひとつと、アバターやセカンドライフのコミュニティーにおける活動のようなヴァーチャルリアリティの持続的経験によって、私たちが生きて世界に関わるということがどのような行為になっていくのかをかんがえましょうというふたつのことが内容の中心でした。

      ソーシャルネットワークと自己を語るテクストやイメージについては、私が以前フランス語で書いた短いテキストがあり、それを2年くらいのラグを埋めながら自分でももう一度読み直してみると、その間に変わったことなども再認識するよい機会となりました。そんなことも時々はいいのですが、やはりもっともっとフランス語で書いていかないと仕方ないなと反省するきっかけにもなります。

      前回はコスチュームを異化することによる様々な表現についても話をしたので、そのつづきで何人かアーティストも紹介しました。その中でも澤田知子のセルフポートレートや、ピューピルの、自身の身体的変容を2年間に渡り記録した作品などは、わたしが問題として提起したい現代の自己表象の傾向に深く関わっているものです。もちろん、テクストが中心となるような作品では、ソフィ•カルのHitoires Vraiesなどはとても分かりやすいので、フランス人のアーティストとはいえ幾つかの作品をある文脈から解説することには意味があります。

      毎回参加してくれる多くの若い学生がアップしてくれるブログ記事は読むのが面白いのですが、同時にその内容をもちろん手放しにぜんぶいいと思っているわけではありません。コピペもいっぱいあるし、書かれているテクストのテクストとしてのレベルはぜんぜんダメです、これは正直に言う。ただ同時に、インターネットって言うのは、そういうもんです。本や雑誌とはちがうフレームであるのがインターネットだし、ブログです。だから、本や雑誌や、ひょっとしたら先生だけに提出するレポートみたいに、きちんとした文体で書かずとも私はまったく構いません。やってほしかったのは、ブログそのものだからです。
      そして、この内容は彼らの名前で記事を検索すれば誰でも見れてしまうのですが、それが嫌だとか恥ずかしいとかだからもっと気張ったことを書きたいとか、そんな感情とはまったく別に、彼らにさせようとしたのはそういう経験です。プライバシーとか権利とかそういったことにうるさい人なら、セルフポートレートをブログにアップさせるなんてクレイジーと言うかもしれませんが、それが世界だと思ってるので、やってみたい人が集まってくれればそれでいいかなと思う。その意味で、この半期はとても楽しかったです。

      expo11 2

      もう一つ決定的によかったのは、セオリーの授業であったために、喋るのは読みながらではないにせよ、したがって完成されたテクストを毎回大量に用意できたわけではないのですが、少なくとも不完全で断片的なものでも大量に書いたということが重要だったと思います。
      フランスに来てからフランス語をいったいどれだけフランス語を勉強するために勉強したかというのはほぼゼロに近いです。住み始めたばっかりの時、毎日あまりに発音が悪いのがストレスなので、数回発音の専門の先生のところでみっちり発音ばっかり矯正したくらいです。生活があるので、中学生や高校生が教科書を開いて英語を勉強するように、言葉を勉強するのに時間を割くことは私の今の生活では無理です。そんな中で、今回みたいに毎週追いかけられながら、ちっともまとまった形にならずともとにかく書く!書く!書く!みたいなことをしなければならない状況は、それだけで非常に有り難くかけがえのないミッションでした。このことには心から有り難く思っています。

      来期は実技なので何か作ったりするのですが、もしその次も授業できるのなら、もっとちゃんともうすこしちゃんと、まとめた形でとりわけアンティムな主題の周りにいる現代アーティストについてのことをたくさん喋りたいです。

      出欠の集計は済みました。
      実はこれをやってて先日新幹線の中で乗り物酔いをしたのでした。

      Category : journal
      Posted by Miki OKUBO on  | 0 comments  0 trackback
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