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Posted by Miki OKUBO on  | 

jumeau


    jumeau.jpg

    le jumeau,
    c'est quelqu'un qui se ressemble beaucoup
    c'est quelqu'un qui se pense l'un l'autre
    c'est quelqu'un qui transmet des pensées sans cesse
    c'est quelqu'un qui s'entend de naissance
    c'est quelqu'un qui se suit l'un après l'autre

    le jumeau,
    contrairement à ce que l'on imagine,
    c'est quelqu'un qui n'a jamais peur d'être séparé
    c'est quelqu'un qui vit et finit sa propre vie.

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    Category : 家族
    Posted by Miki OKUBO on  | 0 comments  0 trackback

    花見のことなど

    今日は土曜日である。
    昨日は活動が多くて荷物も多くて運転も多くて
    今日もおきたら筋肉痛である。
    今日は夕方まで家にいられる。
    久しぶりに実家に電話をかけたくて
    ちょうどよい時間になるのを待っている。
    (夜御飯時にかけないようにとかそういうこと!)


      fl0.jpg

      わたしはいわゆる「お花見」を愉しんだ経験がほとんどない。
      そもそもそういったイベントを積極的に不参加してきたというのもあるし
      いつもバイトやら仕事やら別の活動やらで不参加してきたというのもあるし
      ついこの間までは北海道は寒くて花見する習慣がないからそのせいかと
      寒い北海道の育ちのせいにしていたのだが気がつくと
      まわりの北海道人のなかにもたくさんお花見を愉しんでいるひとがいるので
      どうやらこの勝手な言い訳は意味がないいいかたであったらしい。
      たしかに、京都でも何故か分からないが花見は寒いという印象があり、
      それは多分私が寒がりであることと、お酒を飲んで余計に寒いのが重なって、
      これを書いているそばからそのことを思い出して手が冷え冷えになり
      ついには上着を来てしまった次第であるほどなので
      これはかなり、強迫とかすっごいかるい心傷みたいなもんですらある。

      fl1.jpg

      それにしても気がつくと4月も月末になっておる。
      4月27日。2013年。
      さすがに4年近く外国にいたら平成が何年なのかまったく分からなくなってしまった。
      ちょうど一ヶ月くらいしたら誕生日である。
      ちいさいころ、大人になったら赤いズボンとかスニーカーとかレースの襟の服とか
      そんなものは絶対に身につけられないのだと思い込んでいた。
      ひとは思ったほど変わらない。

      fl2.jpg

      大事なおともだちが送ってくれたラブレターは
      2枚の桜の写真が同封されていて
      わたしはこの桜の木に出会ったことがないはずなのに
      この空の色もコントラストの強い花びらとがくのかたちも
      あたかもこの空の風のふいているにおいまでも知っていると思われて
      そしてその感じはにせものではない。

      Category : journal
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      おみまい

      jourhp1.jpg

      太陽の光線のいっぽんいっぽんが木々の枝によって分たれて
      それがまた枝を越えた後にお互いに結びついてそして溶け合って
      白い光となって私の肌を焼くような日だった。
      わたしは入院している87歳の女の人のお見舞いに仕事が終わって立ち寄った。

      jourhp2.jpg

      彼女は家の前の石畳の上で派手に転んでしまって
      尾てい骨など数カ所にひびが入っていたのだが
      病院でレントゲンを撮ったにもかかわらずなかなか見つからずに
      安静にするどころかいつもどおり家の掃除や散歩をしていたら
      ひどく痛くなってしまって一ヶ月ほど入院した。
      このひは退院する一週間前の晴れ渡った日曜である。

      jourhp3.jpg

      彼女は数日前退院して自宅に戻り、ずっと前から一人でマンションに住んでいる。
      ずっと年の若い友人が買い物をしたり洗濯をするのを手伝っている。
      ずっと安静にしていて退院したのにまだ新たに痛みがあって
      昨日は家にお医者さんにきてもらって診察をうけた。
      なんでもないという。
      ではどうして痛いのだろう。
      わたしたちには、わからないし治せない。

      彼女は私が前髪をあげてる時のほうが好きだと
      何回も何回も言ってあげていると喜ぶ。
      べつのひとはそれは怖いから前髪があるほうがいいともいう。


        Category : journal
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        緑色のパンプスと短い髪のこども

        アスピリンが効かない。
        それどころか、さきほどよりも首の後ろや頭の内側がピリピリするではないか。
        世界は驚きに満ちている。
        というか、メトロに乗ると驚く。最近改めてメトロの話しばっかりしている。
        4年近く乗ってても、なんにせよスペクタクル的なもので溢れている。と思う。

        大学で自分の講義が終わった後、一度出発して忘れ物をしたことに気がついてまた引き返したら、それでも10駅くらい過ぎてしまっていたので折り返したことで1時間くらいかかった。
        独り座席にすわったら、逆サイドに叫ぶように会話する大きなおじさんがふたり。彼らの言葉はわからなかったけれど、それはたしかに言葉であり、しかし叫んでいた。メトロの轟音は今日いつにも増して頭中に鳴り響いたが、おじさんたちはそれを突き抜けて更なる空気振動を生み出していた。なんとハッピーなことに、そのうちの一人が出発して間もない駅で降車した。すばらしい。

        そう思った矢先、ベビーカーと7歳くらいの子どもをつれた女が入り口の近くに入ってくるのが見えた。彼女は、も、やっぱり叫んでいた。こんどは、電話を片手に叫んでいて、やっぱり言葉は分からなかった。それは暴力的なのではなくて、それもひとつ伝達手段としての言葉の本質的な手段であると感じさせるような何かがあり、それは犬の遠吠えとか鳥の呼応する鳴き声とか、遠くにいる個体に呼びかける呼び声とか、そんなもののあり方に似ていた。

        小さな少女は少年のようにも見え、短い髪、大きな目、緑色の華奢でヌーディーなパンプスを履いていて、その足もとが妙に女臭かった。そうでなかったら、人々はこのこどもを少年と見間違うことができたであろうに。このこどももまた、母と思しき人の電話がおわるとそれにひけをとらないヴォリュームで叫び始めた。大きなバックから、次々と新しく購入したらしい洋服をひきだし、フェイクの革パンツを豪快にひっぱりだすと、しばらく上に下に振り回しながら見つめると、彼女は決心してレンギスのような自分のズボンの上から履き始めた。するすると両足を通すと、たちあがって、お腹までしっかりズボンをつりあげた。値札をびりっとやぶりとって、誇らしげに、車内の乗客のほうをちらりと振り向いた。短い髪はぼさぼさで、目が大きく異様に光っている。そして足もとはやはり緑のパンプスのせいで女らしい。来ているカットソーも新しいフェイク革パンも、どこかのマルシェのワゴンの中から彼女の保護者の予算に合わせて選び取られたものだろう、それは彼女の小さな身体にぴったりしていたが、ギシギシと音が聞こえてきそうなほど硬そうに見えた。

        隣にすわる母と思しき女はちいさな頭に季節外れでナンセンスなエメラルドグリーンの帽子をかぶせた。水色のキラキラするリボンもついている。こどもは、全体的にナンセンスなカウボーイみたいになった。こどもはとても満足していて、帽子をかぶされるままにおとなしく、これもまた妙に大人臭いデザインの安っぽいバッグの中身を詮索していた。

        わたしはやっぱり緑のパンプスの裸足の足が気になってぼーっと車両の床ばかりを見ていた。どのくらいそうしていたのかわからない。

        何駅かすぎて、彼らが降りる時、私の意識がもどってきた。ふと視線をあげると頭にはそのおもちゃみたいな帽子はもうのってなくて、これもまた、かぶりごこちがよくなかったのかもしれないと私は思った。こどもはすっと立ち上がり、革パンツをもういちどつりあげてほこらしそうに、メトロを降りていった。


        green.jpg

          Category : journal
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