blog de mimi | Photos. articles about exhibitions, artists and events. Essays. Announces.

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Posted by Miki OKUBO on  | 

exposition de soi, 11ème cours / 第11回授業 自己表象

私は日頃から、つまらないルールやタスクリストを作り、
それをチェックしながら遂行するのが嫌いじゃない。
小学生のときからありもしないタスクリストをメモ用紙に作り、
項目をクリアしていくことで得られる安直な満足感によって
安直で刹那的なハッピーなきぶんによろこんでいた。
決めごとはひとたび決めてしまえばそれがなされるのは当然のことで、
むしろなされないときには不相応なディレンマを感じる。

授業についてこのブログを通じて日記を付けていたのだが、
気がついたら私は一時帰国しており、さらには12月31日になっている。
この言い方は100%噓であり、12月14日以降二週間もの間書かずに逃げていたのだ!
とか言ってみたりして。いいのですよ、こんなものは。いつか書けば。
ですので今日書きます。ちなみにこの授業は年内でほぼ完結です。
来年は、ベルリン在住のビデオアーティストの梶村昌代さんがいらっしゃり、
Ensadで講演会をしていただくことになっているので、それが一回と、
その次の週は補講ですが補講はする必要ないのですがせっかくなので
みんなでKamikaze Girlsでも見ましょうかっていう提案をしたのです。
あとままた来学期のお楽しみです。

    expo11 1

    さてさて、今回はラストなので盛りだくさんでありました。
    シラバス的には、本来なら、SNSを通じた活動を日記や自己露出的イメージのモダリティを考察しながらかんがえましょう。というのがひとつと、アバターやセカンドライフのコミュニティーにおける活動のようなヴァーチャルリアリティの持続的経験によって、私たちが生きて世界に関わるということがどのような行為になっていくのかをかんがえましょうというふたつのことが内容の中心でした。

    ソーシャルネットワークと自己を語るテクストやイメージについては、私が以前フランス語で書いた短いテキストがあり、それを2年くらいのラグを埋めながら自分でももう一度読み直してみると、その間に変わったことなども再認識するよい機会となりました。そんなことも時々はいいのですが、やはりもっともっとフランス語で書いていかないと仕方ないなと反省するきっかけにもなります。

    前回はコスチュームを異化することによる様々な表現についても話をしたので、そのつづきで何人かアーティストも紹介しました。その中でも澤田知子のセルフポートレートや、ピューピルの、自身の身体的変容を2年間に渡り記録した作品などは、わたしが問題として提起したい現代の自己表象の傾向に深く関わっているものです。もちろん、テクストが中心となるような作品では、ソフィ•カルのHitoires Vraiesなどはとても分かりやすいので、フランス人のアーティストとはいえ幾つかの作品をある文脈から解説することには意味があります。

    毎回参加してくれる多くの若い学生がアップしてくれるブログ記事は読むのが面白いのですが、同時にその内容をもちろん手放しにぜんぶいいと思っているわけではありません。コピペもいっぱいあるし、書かれているテクストのテクストとしてのレベルはぜんぜんダメです、これは正直に言う。ただ同時に、インターネットって言うのは、そういうもんです。本や雑誌とはちがうフレームであるのがインターネットだし、ブログです。だから、本や雑誌や、ひょっとしたら先生だけに提出するレポートみたいに、きちんとした文体で書かずとも私はまったく構いません。やってほしかったのは、ブログそのものだからです。
    そして、この内容は彼らの名前で記事を検索すれば誰でも見れてしまうのですが、それが嫌だとか恥ずかしいとかだからもっと気張ったことを書きたいとか、そんな感情とはまったく別に、彼らにさせようとしたのはそういう経験です。プライバシーとか権利とかそういったことにうるさい人なら、セルフポートレートをブログにアップさせるなんてクレイジーと言うかもしれませんが、それが世界だと思ってるので、やってみたい人が集まってくれればそれでいいかなと思う。その意味で、この半期はとても楽しかったです。

    expo11 2

    もう一つ決定的によかったのは、セオリーの授業であったために、喋るのは読みながらではないにせよ、したがって完成されたテクストを毎回大量に用意できたわけではないのですが、少なくとも不完全で断片的なものでも大量に書いたということが重要だったと思います。
    フランスに来てからフランス語をいったいどれだけフランス語を勉強するために勉強したかというのはほぼゼロに近いです。住み始めたばっかりの時、毎日あまりに発音が悪いのがストレスなので、数回発音の専門の先生のところでみっちり発音ばっかり矯正したくらいです。生活があるので、中学生や高校生が教科書を開いて英語を勉強するように、言葉を勉強するのに時間を割くことは私の今の生活では無理です。そんな中で、今回みたいに毎週追いかけられながら、ちっともまとまった形にならずともとにかく書く!書く!書く!みたいなことをしなければならない状況は、それだけで非常に有り難くかけがえのないミッションでした。このことには心から有り難く思っています。

    来期は実技なので何か作ったりするのですが、もしその次も授業できるのなら、もっとちゃんともうすこしちゃんと、まとめた形でとりわけアンティムな主題の周りにいる現代アーティストについてのことをたくさん喋りたいです。

    出欠の集計は済みました。
    実はこれをやってて先日新幹線の中で乗り物酔いをしたのでした。
    関連記事
    スポンサーサイト

    Category : journal
    Posted by Miki OKUBO on  | 0 comments  0 trackback

    Leave a reply






    管理者にだけ表示を許可する

    Trackbacks

    trackbackURL:http://mimichaton.blog67.fc2.com/tb.php/574-b960f780
    該当の記事は見つかりませんでした。
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。