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Posted by Miki OKUBO on  | 

Broadway

Broadway ...


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    そもそもアメリカという国にはながーい人生においていつかは訪れる機会があるやもしれないがそれはいったいいつのことになるのか、まったく知らないというか、まったくじぶんからそのためになんのアクセスもしてこなかったのが実情である。したがって、とうちゃくしてしばらく時間が経つまで、Broadwayがここにあるということすら、すっかり忘れていた。ここにあるどころか、アメリカはそう、ひろいのだから、こうやってぴったりニューヨークにきて、しかもてくてく歩いてBroadwayに辿り着くくらいに接近しているということは、○○とおなじくらいすごいことなのである、に相当するたとえを考えようとしたけどうまいことがいっこうに思いつかないくらい厳しく、すごいことなのである。

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    そういうことですので、わたしはいたく感激したのである。
    忘れてるくらいだからいったい重要なのかと突っ込まれそうであるけれども、
    すっかり忘れるくらい遠いパレスみたいな存在だった、ようなことなのである。
    Broadwayがどうしたのかというと、話してもそうは長くならないので話す。
    そのむかし、わたしはとても現実的な将来の計画などを持っている子どもだったのだが
    つまり、あんまり叶えるのがめんどくさそうな目標など持つのは徒労だとおもっていたのである。
    だがある日、ミュージカルにはまった。ミュージカルと言うよりも、
    演じることとか表現すること、身体を使って、自分を媒体とか道具とか過程にして、
    そういうのはひょっとしたら面白いんじゃないかと初めてその時思ったのである。

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    たぶんそのとき初めて、文章を書くこと意外でなにかを表現できるということをリアルに感じた。
    それまでわたしにとっての表現は、書くことだけだったのだが、自分の表面みたいなものを使っても何か出来るのかということを、ミュージカルにひたすらハマってる間にいろいろ考えた経験が、後になって思ったことだがけっこう大切なできごとだった。
    昔話はそれだけである。
    こどもだったので、それ以上、Broadwayがどうだとかミュージカルの様々な情報以外に知らなかったけれど、なんとなく、ものすごく遠いし、一生赴かないかもしれないけれど、わたしにそれまで知らんかったちょっと魅力的なものを教えてくれた、という点で大事に思っているのである。

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    したがって、Broadwayを歩いたのはよかったし、
    連れて行ってくれたことは有り難かった。
    楽しかったし、想い出を共有したようなことが、なんだかよかった。

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    ときどき、たしかにものすごく頑張って何かをなしとげるようなことはあるけれど、そしてそれはそれで自分よくやった!と思うようなことではあるのだろうけれど、そうでもなしに勝手にやってくるようなことが人生の中にはあり、そういったものはむしろ、とても頑張って目を凝らしたものよりも比べ物にならないほど勝手に、わたしの中や回りに住みつくものであることが多い。わたしは物を忘れるのをいつも恐れているけど、そういうふうに見たものはふしぎと、消し方がわからないというふうにありつづける。

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