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Posted by Miki OKUBO on  | 

la vie humaine 思うこと

今年の二学期は飛ぶように過ぎて行って、早いもので、パリ8での非常勤も二年が経ちました。
授業をしてると毎年たくさんの人に出会う。
ほんとはもっと色々出かけて先生方とも出会ったり他の教育機関にも行ったらいいのでしょうけど
なにせひきこもりんなので、自分の授業にお出かけするのでわりあい精一杯なのですよ。
だからわたしがたくさんの人に出会う、といったときにはそれは、
自分の学生さんたちなのだけど、でも毎期毎期、ほんとに人が多いのね。
部屋はほっかほか、最中は酸素不足で卒倒しそうなくらいなのね。

彼らは私の授業の他にもたくさんの授業をとって、毎日いそがしく、
それぞれの目的のために、出席して課題を提出して書類をつくって、
それぞれの道に進んで行く。
それでも時々は、とくに興味を持って、話しかけてきていろいろな話をしたり、
一緒に展覧会に行ったり展覧会などを宣伝したり、おしえてあげられることがあったり、
作品をつくるときのアイディアを話し合ったり、
私の授業で彼らが行ったことが他の作品の着想となって、それがもっと遠くに飛んで行ったり、
そういうことがあるのは、心より面白く、心より救いである。

授業をするということは私にとっては、
もちろんしばしばこちらから何かを提案することであるのですが、
その伝達に失敗したその瞬間に作り出されたものとか、
そのゲームのルールが壊されたときに彼らが持ってきたものとか、
こちらの提案に異議を唱えるようなシチュエーションに出会うことが、
心に残り続ける経験である。

同時にそれは手に入らないけれど関心があるものを見る行為に似ていて、
人生の多くの他者との出会いと似ているようで似ていない。

とてもよいと思うものや見ていたいと思えるものが
いまこの瞬間に遠くの遠くに行ってしまっても
ああ、それでも、存在するということこそが本質的なことなので
それでも大丈夫だなあと思えることこそが、
出会ったことの意味である。

様々な人生のある瞬間に出会うことは、やはり、
面白いんだろう。

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Category : journal
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